アニメ『薬屋のひとりごと』は、Season 1(第1期)が、2023年10月~2024年3月で、2クール連続で放送されました。その時、ちょうど観ていて、とても面白く、感動して泣けてしまう場面もあったり、深く印象に残っていました。
それで、Season 2(第2期)が、2025年1月~2025年6月でアニメ放送されていて(1月10日より6月13日(次は1週飛んで6月27日まで)毎週金曜、夜11時で(6月27日は夜11時15分)から日本テレビ系(BSでも6月14日の次は28日まで毎週土曜、夜10時30分からBS日テレ))、2クールめの終わりに近づき、謎の伏線がすべて繋がって回収されるのを機会に、記事にしようと思いました。
この記事では、Season 1から登場しているアニメ『薬屋のひとりごと』の皇帝(コウテイ)について、3分間で知ることができます。
アニメ『薬屋のひとりごと』の皇帝(コウテイ)に興味のある方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
アニメ『薬屋のひとりごと』皇帝(コウテイ)とは?
現在の皇帝は、太陽に由来する僥陽(ギョウヨウ)というのが名前であり(おそれ多く誰も名前では呼ばないのが暗黙のルール)、『薬屋のひとこりごと』の舞台である、茘(リー)国の統治者であります。
作中では特に語られることではありませんが、国としての運営は安定していて、悪政を敷くわけでもなく、仕事にまじめに取り組み、国を良くしようと考えている人物です。
その背後には、父親であった先帝とのトラウマが起因しており、ざっくりと説明するのなら、先帝が統治には向いていない性格(血筋の中で他にいなかったため仕方なく継いだ)のポンコツ(愚帝、鈍帝)で、ロリコン(幼女趣味)でした。それを反面教師として、現皇帝は、成熟した大人の女性を好み(本音はオッパイ星人です)、比較的にまともな人物といった所ですね。
そのため、猫猫(マオマオ)からは、巨乳好きのエロおやじと思われており、ただただ、先帝の逆張りをしているだけの実際は、茶目っ気もある、情に厚くて優しい人柄であります。
アニメ『薬屋のひとりごと』皇帝(コウテイ)の幼馴染(おさななじみ)は?阿多妃(アードゥオヒ)、高順(ガオシュン)について
高順(ガオシュン)は、皇帝の2才年上で、生真面目(きまじめ)そうな見た目とは裏腹(うらはら)に、愛嬌も持ち合わせております。猫猫(マオマオ)曰(いわ)く、宦官らしくなく(本当は宦官ではない!?)、癒し系な人物であります。
また、壬氏(ジンシ)の補佐役を務める高順(ガオシュン)の「馬(マ)」の一族は、先祖に渡って皇族の護衛を務めており、幼いころから後宮を出入りしていて、皇帝とは友人関係でもあります。
作中での交流の描写はほとんどありませんが、信頼関係も強く良い関係と言え、いわゆる皇帝が心を開いて接することが出来る数少ない人物のひとりなんですね。
それから、阿多妃(アードゥオヒ)は、乳母(うば)の水蓮(スイレン)の娘で、1才年上の幼馴染(おさななじみ)でもあり、皇帝(当時は皇太子)の最初の妃(きさき)であります。
幼い頃から男勝りで活発で、もし男であれば皇帝の右腕だったと称される程の知性の持ち主であります。また、子供の頃から皇帝が思いを寄せていた唯一の人になります。
“皇帝(コウテイ)の正妻は玉葉” しかし、 “僥陽(ギョウヨウ)の妻は阿多”と語られており、
皇帝が真に愛しているのは、阿多妃であるというのがもっぱらの見方になります。
幼い頃から思想が高く、心の距離が離れていくのを恐れた皇帝は、阿多妃の夢や志を壊してまで自身の元に縛り付けるほど愛していました。
さらに、阿多妃の夢を壊した代わりに、冗談で言った阿多妃の国母(こくぼ)にして欲しいという約束を鵜呑みにし、その望みを叶えるため、真面目に壬氏(ジンシ)こと華瑞月(カ・ズイゲツ)を、次期の皇帝にしようとしていました。
ただ、阿多妃が、難産であっても自力で無事に華瑞月(カ・ズイゲツ)を出産したものの、子宮が傷ついたために子宮を摘出され、子供まで産めなくなったにもかかわらず、皇帝(当時は皇太子)の傍(そば)の後宮を離れて行こうとしませんでした。そのことから、後に、先帝と当時、皇后だった、現皇太后の安氏(アンシ)との御子(みこ)と、現皇帝の自分(当時は皇太子)と阿多妃(アードゥオヒ)との御子とをすり替えたことに気づきましたが、黙認しています。
一方で、阿多妃が、無事に華瑞月(カ・ズイゲツ)を出産した後に子宮を摘出され、子供まで産めなくなったばかりか、その後、実の子供まで亡くしたと誤解しました(すり替えたことに気がつかず)。そのため、その時の現皇帝(当時は皇太子)の怒りが、羅門(ルォメン)を肉刑に処してしまったことや、猫猫(マオマオ)を含めて、「羅(ラ)」の一族にも迷惑をかけてしまった(結果として御子のすり替えの隠蔽にも利用してしまった)ことに対して、皇帝が内心、悔いて申し訳ないと思っているのだなと、私には想像できました。
アニメ『薬屋のひとりごと』皇帝(コウテイ)、壬氏(ジンシ)との関係は?
壬氏(ジンシ)とは仮の名前で、本名は華瑞月(カ・ズイゲツ)といいます。
皇帝と壬氏の関係は、一般には兄と弟として皇弟(コウテイ)とされており、年が離れているため、壬氏としては、6才のサバを読んで年をとったことにされています。そして、先帝の息子として皇族の中で大切に育てられてきました。
皇帝としては、皇位を弟に継承して欲しいと子供の頃から打診するも、なかなかいい返事はもらえませんでした。それで、皇帝は、壬氏が子供の頃に、囲碁で勝負をしますが、壬氏が勝ちました。壬氏は自由になりたいと(皇位継承権を放棄したい)。皇帝は、ならば、後宮をより良い環境に変えるように命令を下し、仮の身分として宦官の壬氏という立場を与えました。(そうなんです、壬氏は宦官ではありませんでした!)
さらには、壬氏すら知らない出生の秘密があります。それが、皇帝との関係を複雑なものにさせます。
つまり、壬氏とは、皇帝の皇弟という身分でありながら、皇帝の華僥陽(カ・ギョウヨウ)と阿多妃(アードゥオヒ)との間に生まれた真の皇太子、真の東宮である華瑞月(カ・ズイゲツ)ということになるのでありました!皇弟という、陽をサポートする月の存在であり、また、万が一父に何か不測の事態があれば、今すぐに対処できるのは、息子で真の東宮であり、壬氏様のほかを除いては、まだ誰もいないという立場でもあるのでありましたぁ!
アニメ『薬屋のひとりごと』皇帝(コウテイ)の声優さんは?
皇帝役を務めるのは遠藤大智(えんどう だいち)さんです。
物語の主軸からは、少し離れているのであまり活躍の場面を見ることはできませんが、
今後、壬氏絡みで出演出来ることを期待しましょう。
他作品の人気どころでピックアップするならば『フェルマーの料理』の布袋勝也(2025年7月5日より毎週土曜、夜11時30分からテレビ朝日系(BSでも7月6日より毎週日曜、夜11時30分からBS朝日)や、『僕のヒーローアカデミア』のトゥワイスなどの役を担当してます。
多彩で技術派の声優さんなうえに、個人的にはカッコいい声だと思います。
この方も多くの作品に出演していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
アニメ『薬屋のひとりごと』皇帝(コウテイ)まとめ
今回は、マニアックな所から皇帝(コウテイ)をピックアップしてみました。
主要キャラから外れていても設定がしっかりしているのが、このアニメの見どころの一つですね。
皇帝のことを知る上で覚えておいてほしいポイントとしては、
・阿多妃(アードゥオヒ)の夢を壊してまで自分の傍(そば)に置くほど阿多妃を愛している。
・壬氏(ジンシ)こと華瑞月(カ・ズイゲツ)との関係は、身分では弟だが、実は父親と息子。
・先帝がポンコツでロリコンだったからこそ、皇帝はまともな人物である。
ポイントを拾い出してみると中々に面白い人物に思えてきますね。
個人的には、出番が少ないだけで、まだ掘り出せるキャラなのかもといったところです。
今後の展開しだいですが、可能性を期待してしまいますね。
アニメ『薬屋のひとりごと』の皇帝(コウテイ)について、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか?
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