天狗の面で顔を隠した厳格な師匠、鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)。
鱗滝左近次は、竈門 炭治郎(かまど たんじろう)と、竈門 禰豆子(かまどねずこ)の人生を大きく変えた人物です。
この記事では、鬼滅の刃 鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)の
声優や、原画展での素顔、展示内容から、注合会議での主人公の二人への手紙の影響、そして、錆兎と真菰の弟子についてなどを3分間で知ることができます。
鬼滅の刃 鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)に興味のある方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
鱗滝(うろこだき)左近次の声優は?
鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)さんの声優さんは、大塚 芳忠(おおつか ほうちゅう)さんです。
深みのある低音が、若者たちを見守る年長者の包容力を的確に伝えてくれます。
大塚 芳忠さんは、ほかに『NARUTO』で自来也を、『BLEACH』では京楽春水を演じてきました。
ベテランならではの演技力で、厳しくも温かい鱗滝(うろこだき)左近次の師匠像を作り上げています。
特に心に残ったのは、鱗滝(うろこだき)左近次が、竈門 炭治郎(かまど たんじろう)を励ますシーンです。
大塚 芳忠さんは、鱗滝左(うろこだき)近次の声の微妙な揺れや、計算された間が、面の奥にある複雑な感情を見事に表現していました。
アニメで初めて鱗滝(うろこだき)左近次の感情的な場面を見たとき、声だけでここまで伝わるのかと驚いたものです。
大塚芳忠さんの技術が、このキャラクター鱗滝(うろこだき)左近次に命を吹き込んでいるのは間違いありません。
鱗滝(うろこだき)左近次の素顔が原画展でわかる?展示のみどころ
常に天狗の面をつけている鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)。
その素顔は長い間、ファンの間で大きな謎でした。
ところが公式の原画展で、鱗滝(うろこだき)左近次の設定画が公開されたのです。
そこに描かれていたのは、予想外に優しげな垂れ目の顔立ち。
厳しい修行をつける師匠としての鱗滝(うろこだき)左近次のイメージとは対照的な、とても優しい穏やかな表情でした。
制作陣によると「厳格さの中に優しさを込めた表情」を意識したとのこと。
実際に原画展で鱗滝(うろこだき)左近次の資料を見たときは、普段の厳しい言動との落差に新鮮な驚きと面白さを感じました。
天狗の面を常につけていて、鱗滝(うろこだき)左近次の表情がわからないからこそ、
声や仕草で感情を伝える演出の工夫についても、原画では展示されています。
鱗滝(うろこだき)左近次の素顔を知ることで、キャラクターの内面がより深く理解できる貴重な機会でしたね。
鱗滝(うろこだき)左近次の手紙の炭治郎と禰豆子への影響は?
柱たちの会議(注合会議)で、鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)は、1つの大切な約束を手紙で伝達しました。
産屋敷家のお館さまへ宛てたその手紙には、もし竈門 禰豆子(かまど ねずこ)が人を襲えば、
冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)と竈門 炭治郎(かまど たんじろう)と共に、
鱗滝(うろこだき)左近次も、責任を取って、切腹すると記されていたのです。
この元 水柱である鱗滝(うろこだき)左近次の覚悟表明が、反対多数の柱の激しい議論を抑える効果をもたらしました。
私は、この覚悟を知ったとき、鱗滝(うろこだき)左近次さんは、凄いなと感じました。
今後のもめることを予想して予(あらかじ)め、タイミング良く、手紙を送り、
これぐらいの覚悟がないと、鬼殺隊の中ではやっていけないと、
冨岡義勇や竈門炭治郎にも示すだけでなく、ほかの柱の仲間にも納得させる覚悟であったなと思いました。
また、珠世(たまよ)さんという人を襲わない特殊な鬼の存在を知っていた産屋敷家のお館さまも、
この手紙を重く受け止めて納得して、反対多数の柱を説得でき、禰豆子(ねずこ)の命は救われたのでした。
ほんとうに良かったです!
そして、産屋敷家のお館さまは、竈門 炭治郎(かまど たんじろう)が、
鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)と遭遇した唯一の鬼殺隊メンバーであることを皆の前で告げます。
これから、戦況が変わってくるかもしれないので、一致団結して臨むことを皆へ指示することにより、
竈門炭治郎は、ほかの仲間と共に、蝶屋敷で戦いの静養をしながら、胡蝶しのぶの元、訓練することになります。
産屋敷家のお館さまの鬼殺隊をまとめ上げるのも流石(さすが)たなと思いました。
さらに注目すべきは、鱗滝(うろこだき)左近次の、その前の最終選別前に
竈門炭治郎へ手渡した厄除けの狐(きつね)のお面です。
鱗滝(うろこだき)左近次が、お面の左おでこに太陽を模した図案を入れたのは、偶然ではありません。
炭治郎の額の傷や耳飾りから、鱗滝(うろこだき)左近次は、日の呼吸の継承者となる可能性を見抜いていたのかもしれません。
おそらく、柱の間では代々伝えられていた日の呼吸のことを知っていたのでしょう。
また、現役の水柱の冨岡義勇の紹介で鱗滝(うろこだき)左近次に弟子入りできたことも、炭治郎にとって幸運な巡り合わせでした。
師匠の鱗滝(うろこだき)左近次の静かな信頼と先を見通す洞察力が、禰豆子の命と炭治郎の心を守ったのです。
鱗滝(うろこだき)左近次 錆兎 真菰
鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)のもとでの修行中、竈門 炭治郎(かまど たんじろう)を助けた二人の少年少女。
錆兎(さぎと)と真菰(まこも)も、かつて鱗滝(うろこだき)左近次のもとで学んだ弟子でした。
鱗滝(うろこだき)左近次さんの弟子は、皆、自分の子供として育成していました。
しかし、私は、この二人は、鱗滝(うろこだき)左近次さんの実の子だったのではないかと思っています。
もし、そうだとすると胸が締め付けられるような切なさを感じてしまいます。
そして、炭治郎も気づいていて、同時に、手鬼への炭治郎の怒りが、戦いの中で、なぜあれほど強まっていったのか、深く理解できます。
錆兎の冷静さと真菰の思いやり、どちらも師匠である鱗滝(うろこだき)左近次さんの人柄が引き継いがれています。
霊となっても後進を導く姿は、鱗滝(うろこだき)左近次さんの教えが世代を超えて受け継がれていく様子を象徴しているのでしょう。
言葉で直接伝えるのではなく、弟子たちを通じて支える。
この控えめな方法が、作品全体に流れる温かな雰囲気を生み出しています。
鱗滝(うろこだき)左近次(アニメ)まとめ
鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)は「育てる者」の理想像として描かれています。
・声を担当する大塚芳忠さんの深い演技が、鱗滝左近次の面の下の複雑な心情を見事に表現しています。
・原画展で明かされた垂れ目の優しい鱗滝左近次の素顔は、厳格な外見とのギャップが印象的です。
・鱗滝左近次は命をかけた手紙で主人公の二人を守り、太陽の図案から炭治郎の日の呼吸の可能性も見抜いていました。
・錆兎と真菰は鱗滝左近次の実子でるかもしれません、そうでなくても、亡くなった後も霊として師の教えを伝え続けています。
前線で戦うのではなく、後方から支える存在鱗滝(うろこだき)左近次。
顔が見えなくても伝わってくる深い愛情こそが、鱗滝(うろこだき)左近次の最大の魅力です。
鬼滅の刃 鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)について、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか?
