『鬼滅の刃』の冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)は、水柱として、鬼殺隊を支える重要な人気キャラクターです。
私が、初めて鬼滅の刃の冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)を目にしたとき、
無言のままでも空気を支配するような存在感に圧倒されました。
2025年7月18日(金)からの「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座(あかざ)再来」では、
冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)が、竈門 炭治郎(かまど たんじろう)との息のピッタリと合った師弟コンビで、
上弦の参(さん)の鬼である猗窩座(あかざ)との壮絶な戦いを繰り広げましたね。
また、炭治郎にとっては、無限列車編で、炎(えん)柱であった煉獄 杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)を、
猗窩座(あかざ)によって亡くし、その弔い合戦でもあったため、
敵(かたき)を打つことができ、ホッとされた方も多かったのではないでしょうか?
この記事では、鬼滅の刃 冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)について、
義勇という人物像や、竈門兄妹との関係、声優、戦闘技術、名言、そして無限城での戦いなど
を3分間で知ることができます。
鬼滅の刃 冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)に興味のある方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
義勇とは? 炭治郎との関係は?痣が出現?凪 ?に名言は?
鬼滅の刃の冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)を語るなら、静けさの奥で揺れる熱意に触れないわけにはいきません。
雪の山で、義勇が竈門 炭治郎(かまど たんじろう)と竈門 禰豆子(ねずこ)に出会った場面は物語の分岐点でした。
最初に出会った鬼殺隊の柱が義勇ではなく、ほかの柱が先に辿り着いていたら、
禰豆子の命は救われず、『鬼滅の刃』は大きく違う顔になっていたかもしれません。
孤独を纏(まと)いながらも、どこか温度を感じさせる。そんな不思議な魅力を持つ水柱です。
水の呼吸を極めて、鬼殺隊の柱へと至りながら、多くを語らず行動で示す人物。
無愛想と捉えられがちな義勇の態度も、不器用な誠実さが滲み出ています。
炭治郎と出会ったあの瞬間、義勇だけが、
炭治郎の言うとおり、禰豆子が、兄の命を助けようとすることから、
禰豆子の“たとえ鬼になっても人としての心を残せる可能性”を信じました。
また、炭治郎の、何としてでも妹の禰豆子の命を救いたい(人間へ戻したい)という強い意志、
禰豆子の命を狙う義勇を、強くても、どうにかしてやっつけようとする素早い判断力と行動力を観て、
炭治郎が、剣士としての素質があるかもしれないと判断し、
自分の師匠であった、同じ鼻が効く、元 水柱の鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)に育成してもらうため、紹介することへと繋がって行きます。
ただ、炭治郎は、義勇に隙をつかれ、禰豆子を奪われてしまいました。
炭治郎が、追い込まれた状況で、強い相手に潔く謝り、禰豆子の命を助けて欲しいと頼んだこと、
これに対しては、自分の油断から大切な人を守れず、言ったわりに覚悟が出来ていない炭治郎にキレて手厳しく
「生殺与奪(せいさつよだつ)の権を他人に握らせるな!!(人の生き死にを他人任せにするな)」
と叩きつけた義勇の一言は、
ただの叱咤激励(しったげきれい)ではなく、“生きろ”という願いだったと思いました。
そして、
初めての出会いで、義勇がそこまでに親身になったのには、炭治郎と禰豆子の関係が、自分と自分を庇(かば)って命をなくした姉との関係が、ダブって他人事とは思えなかった、
炭治郎の気持ちが痛いほどわかったからが一番大きかったのではないかと、私は思いました。
義勇が助けたのは、二人にこれからの希望の光のようなものを感じて生きることを応援したのだと思いますが、
産屋敷家のお館さまは、その未来を読む力で、ふさわしいのは義勇しかいないと判断したので、きっと派遣したのでしょう。
鬼に変わった禰豆子を抱えた炭治郎が、最初に出会った鬼殺隊の柱が義勇であったのが、
二人にとってほんとうに良かったなぁとつくづく思いました。
ほかの柱であれば、問答無用で禰豆子の命はなかっただろうと思います。
義勇が、下弦の鬼であった累(るい)を倒し、よく頑張った炭治郎を最後で救った場面でも
(その時、義勇は炭治郎だとは気がつかずに救っている、炭治郎にとっては、最終選別後の機能回復訓練後で初めての派遣された討伐であったため、お互いに久しぶりの再会でしたね)、
後から駆け付けたことになった胡蝶しのぶが、鬼の禰豆子へ斬りかかろうとした時、
義勇は迷うことなく守り抜き、兄妹の未来を選んでいます。その時も実際に、胡蝶しのぶとはもめましたから。
(この後、初めての柱合会議でした。)
それから、義勇と炭治郎がお互いに命を助け合いながら、
無限城での上弦の参の鬼である、猗窩座(あかざ)を倒せた戦いは、凄(すさ)まじかったです。
義勇は、炭治郎の命を絶対に守るという戦いの中で、痣(あざ)が現れ、剣の冴えが一段と増しました。
炭治郎も、守れなかった煉獄 杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)さんの時の二の舞いは繰り返さず、
絶対に義勇さんの命を守るという、日の呼吸で、痣が大きくなり、透き通る世界がまた覚醒をした瞬間に、義勇の命を救いました。
炭治郎と呼吸を揃え、師弟コンビの一心同体の動きで戦う姿は、静と動とが一体となるような息がピッタリと合う、美しさがありましたね。
また、義勇が独自に編み出した技「凪(なぎ)」は、
嵐の只中で時間が一瞬止まったような異質さを放ちます。
殺到する攻撃を一息に消し去るその静寂さは、冷静さと、研ぎ澄まされた判断力とが実を結んだ一手になるのでした。
一方で「俺は嫌われていない」という義勇の不器用な自己弁護が、
思わず笑ってしまうほど愛おしい瞬間でもあります。
義勇を語るうえで外せないのが、これらの胸に刺さる言葉の数々でしたね。
義勇の声優は?櫻井孝宏
鬼滅の刃の冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)に魂を宿す櫻井 孝宏(さくらい たかひろ)さんは、冷徹さと優しさの境界を巧みに描きます。
櫻井 孝宏(さくらい たかひろ)さんの抑えた低音、柔らかさを含ませる絶妙な揺らぎ。
櫻井 孝宏(さくらい たかひろ)さんのコントロールが、義勇の複雑な内面を立体的に浮かび上がらせています。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」の鋭さと、「俺は嫌われていない」のどこか抜けた響き。
この幅を自然に表現できるのは櫻井 孝宏(さくらい たかひろ)さんだからこそでしょう。
櫻井 孝宏(さくらい たかひろ)さんの声だけで“孤高だが孤独ではない”義勇を成立させています。
義勇のイラストが かっこいい!
鬼滅の刃の冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)の外見には、過去と想いが刻まれています。
左右非対称の羽織は、姉と友の記憶を背負う証(あかし)。
凛とした眼差しと静かな佇(たたず)まいは、言葉より雄弁に義勇の生き様を語ります。
深い青の瞳と黒髪、戦闘時に見せる水流のような剣さばき。
義勇の凪(なぎ)を放つ瞬間の張り詰めた空気に、思わず息を止めてしまうほどです。
柱合会議の場や、猗窩座戦など、
公式イラストでもアニメでも義勇は印象的なシーンが多く、
ファンアートの幅広さも魅力の一つといえますね。
義勇の錆兎との過去、姉について、無限城での最後や片腕に?子孫は?(ネタバレ注意!?)
鬼滅の刃の冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)は幼い頃から消えない痛みを抱えており、
姉である冨岡 蔦子(つたこ)は、鬼の襲撃から義勇を庇(かば)って命を落としました。
その喪失が、義勇の静かな佇(たたず)まいに影を落としています。
また、鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)さんのもとで共に修行した錆兎(さびと)は、義勇の人生を形作った存在です。
最終選別で仲間を守るため、手鬼と戦い命を落とした錆兎を思うたび、
義勇の中には“自分はふさわしくない”という思いが残ってしまったのでしょう。
(義勇は、最終選別で気を失ったため、手鬼と戦うことなく、生き残ったので、
最終選別にはほんとうの意味での鬼と戦って合格したものではないと思っています。)
ただ、着ている羽織の右側が姉のもの、左側の柄が錆兎のものになり、それらの想いを背負っています。
しかし、産屋敷家のお館さまが、柱稽古に参加しない義勇のことを心配して、炭治郎に頼みます。
炭治郎は、心配のあまり義勇の左頬を平手打ちします。その時、義勇は、錆兎に同じことを言われて左頬を平手打ちされたことを想い出したのでした。
そして、無限城での猗窩座との死闘では、炭治郎と互いの命を救いながら勝機を掴(つか)み、
その左頬の所から痣(あざ)を発現した義勇が限界を超えて、立ち向かいます。
あの瞬間は、義勇が葛藤を越えて、気持ちを含めて、初めて自分と柱を自覚し、さらに前へと進む姿そのものだったのでした。
最終決戦の無惨戦では、片腕をなくしつつも、最後まで戦場に立ち続けた義勇、
炭治郎が鬼になった局面でも冷静に状況を見極めます。
その存在が物語の結末に大きく影響したのは疑いありません。
義勇は、喪失を抱えながらも誰かを守り続けた人物。
竈門兄妹との絆が、閉ざされた心をゆっくりと解いていったのだと思います。
無惨戦での戦いでも実弥と共に、唯一生き残った柱であるため、
炭治郎の鬼化の場面でもすばやく対応できたのも良かったなぁと思います。
義勇の子孫については、“転生(てんしょう)”に近い形で繋がったと解釈する説が自然ですね。
痣を発現していることから、実弥と同様に、生き残ったとしてもおそらく25歳までしか生きられず、亡くなったのでしょう。
なので、遠い親戚の中から、生まれ変わって、現世に転生したと思われます。
義勇(アニメ)まとめ
鬼滅の刃の冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)について、
炭治郎との関係、痣と凪、櫻井 孝宏(さくらい たかひろ)の声の表現や、
凛とした佇まいの魅力、無限城での戦いまで振り返りました。
・義勇との雪山での出会いが全ての幕を開けた 。
・声と所作が義勇の静かな熱を形づくる 。
・羽織や戦闘描写が象徴する重みと美しさ 。
・苦悩を抱えながらも歩みを止めなかった水柱。
・無限城での戦いの振り返り。
義勇は静けさと強さが同居する人物です。
過去に囚われながらも誰かを救おうとする姿に、何度でも胸を打たれます。
アニメで、義勇の静かな焔(ほのお)をぜひ感じてみてください。
鬼滅の刃 冨岡 義勇(とみおか ぎゆう)について、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか?
このたび、鬼滅の刃 鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)についての記事を追加しました。
鬼滅の刃 鱗滝 左近次(うろこだき さこんじ)に興味のある方は、よかったら読んでいってください。
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