『鬼滅の刃』の珠世(たまよ)さんは、鬼という立場でありながら人を喰わず、人間の味方をした初めての鬼の女性です。
珠世(たまよ)さんは、愈史郎(ゆしろう)と共に、物語の始めの方で登場し、竈門 炭治郎(かまど たんじろう)と竈門 禰豆子(かまど ねずこ)と遭遇しています。
私は、この時、血鬼術を扱い、謎の多そうな不思議な女性である印象を持つと同時に、
何か大事なことを知り尽くしている感じがしていました。
そして、その後、珠世(たまよ)さんの選択と覚悟を知ったとき、その重みに圧倒されました。
この記事では、鬼滅の刃の珠世(たまよ)さんについて、
最後の活躍、愈史郎(ゆしろう)との関係、過去と、継国 縁壱(つぎくに よりいち)との出会い、声優についてなどを3分間で知ることができます。
鬼滅の刃の珠世(たまよ)さんに興味のある方は、ぜひ最後まで読んでいってください。
鬼滅の刃 珠世(たまよ)は死亡?血鬼術と4つの薬(4つの効果)とは?
鬼滅の刃の珠世(たまよ)さんは、物語の終盤で自身の全てを賭けた勝負に出ます。
産屋敷家のお館さまである産屋敷 輝哉(うぶやしき かがや)もまた、
自分の邸宅へ引き寄せた鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)を
自分の一部の家族と共に、邸宅ごと爆破させます。
同時に、無惨に重症を負わせた所へ
自分の子供たちだと思っている鬼殺隊の戦える柱と炭治郎の全員を集結させる最後の勝負の場面を造り出します。
そして、その直前の混乱に乗じて、
珠世(たまよ)さんは、独自の血鬼術により、無惨に気づかれないように近づき、
浅草で無惨により鬼にされた患者の男の血をおそらく珠世(たまよ)さんが活用した血鬼術で、
無惨をトゲトゲの中に数十秒間、拘束させるという離れ技をやってのけることができたのでした。
その瞬間、珠世(たまよ)さんが用意していたもの、
それが、胡蝶しのぶとの共同研究で生み出された特殊な劇薬なのでした。
この劇薬は4種類が存在し、合わせて4つの効果を発揮します。
・鬼化を解放して人間へ戻す効果、
・60秒間で50年分の老化(加齢)を引き出す効果、
・細胞分裂を阻害させる効果、
・そして、細胞自体を破壊させていく効果です。
ひとつめの人間へ戻す効果は、青い彼岸花(ひがんばな)の影響を受けて、
鬼化するウィルスに対する抗体をさらに多く持つ、
おそらく禰豆子(ねずこ)の血を元にして造られたものかもしれません。
特に、あとの3つの効果は、鬼が嫌う藤の花の毒を利用したものであり、
おそらく、鬼化するウィルスと体の細胞との共生を破壊するのではないかと、私は想像しています。
珠世(たまよ)さんは、これらの劇薬を、素手のまま無惨の腹部へ突き刺し、直接体内へ流し込むのでした。
自らの命を投げ出す覚悟で行なった確実な方法なのでした。
この決断を見て、私は驚きのあまり言葉を失います。
300年という途方もない歳月をかけた研究成果を、
たった一度の千載一遇のチャンスにかけてまさに自分の手で全てを注ぎ込んだのですから。
鬼滅の刃において、これほど長期間にわたって単一の目標へ人生を捧げたキャラクターは他(ほか)にはいないでしょう。
珠世(たまよ)さんの犠牲は、未来の数え切れない人々の命を救うための尊い選択だったのだと私は思います。
鬼滅の刃 珠世(たまよ)と愈史郎(ゆしろう)との関係は?
鬼滅の刃の珠世(たまよ)さんと愈史郎(ゆしろう)は、通常の師弟という枠組みでは語り尽くせない深さを持っています。
不治の病で、寿命が短かった愈史郎(ゆしろう)の視点から見れば、
珠世(たまよ)さんは、鬼化のデメリットのことも説明してくれた上で、
人でなくなって、鬼となっても生きたいかという問に
愈史郎(ゆしろう)は、Yesを選択して答えました。
そして、珠世(たまよ)さんは、愈史郎(ゆしろう)が納得して、
200年以上という長い、珠世(たまよ)さんの研究の年月をかけて、
徐々に鬼としての命を授けてくれた恩師であり、自分の存在理由そのものと言えます。
愈史郎(ゆしろう)は、珠世(たまよ)さんが鬼にした最初の鬼なのでした。
また、鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)以外により(その支配、呪いを受けない)鬼となった最初の鬼でもありました。
決戦へ赴く前に、珠世(たまよ)さんは、大切にしていた自分の簪(かんざし)を愈史郎(ゆしろう)へ手渡しています。
この簪(かんざし)には「必ず生き抜いてほしい」という、あなたを守りたい祈りが強く込められていました。
珠世(たまよ)さんは、もう自分が帰れないことを理解していたからこそ、
愈史郎(ゆしろう)だけでも生き延びてほしいと切に願ったのでしょう。
加えて珠世(たまよ)さんは、愈史郎(ゆしろう)が孤独にならないよう猫の茶々丸まで鬼化させていました。
長い年月を共に過ごせる存在を残すという、実に珠世(たまよ)さんらしい細やかな心配りです。
その優しさに触れたとき、珠世(たまよ)さんという人物の本質を垣間見たような気がしました。
鬼滅の刃で描かれる二人の絆は、血縁関係を超越した本物の家族愛と呼べるものです。
愈史郎(ゆしろう)が珠世(たまよ)さんのことをどれほど深く慕っていたのか、
そして、珠世(たまよ)さんが、愈史郎(ゆしろう)の将来をどれほど案じていたのか。
この関係性を知るほどに、胸が締め付けられる思いがします。
さらに、愈史郎(ゆしろう)は、珠世(たまよ)さんが、
夫や子供のことを400年経っても忘れていないことを知っているため、
自分の気持ちを告白しなかったということですが、
鬼殺隊への協力のことは忘れて、
愈史郎(ゆしろう)が、鬼として、永遠に珠世(たまよ)さんと一緒にいたいと、ほぼ告白ではないかと思われる会話があったり、
公式のファンブックでは、
お互いにもし転生(てんしょう)して、来世で生まれ変わったら、夫婦(めおと)になる約束をしているとかで、
結ばれる可能性もあるのですよね。
現世の現代では、おそらく愈史郎(ゆしろう)でしょう。画家になって、茶々丸と共に暮らし、
竈門 炭治郎(かまど たんじろう)が最後に愈史郎(ゆしろう)へ言ったように、
生き続けて、珠世(たまよ)さんのことを忘れずに、
珠世(たまよ)さんの肖像画ばかりを描き続けて話題になっています。
ひょっとしたら、さらに数百年後に地獄から晴れて、転生して戻ってきた珠世(たまよ)さんと、
愈史郎(ゆしろう)は、そのままか(元々、記憶はなくても珠世(たまよ)さんの夫がすでに愈史郎として転生しているのかも)、または、さらに転生して?
猫の茶々丸も、そのままか、(こちらも、珠世(たまよ)さんの子供がすでに茶々丸として転生しているのかも)、
さらに、二人の子供として転生して?
いずれにしても、二人と一匹か、三人が幸せに暮らすときが訪れるのかもしれません。
やはり、そうなって幸せになってほしいですよね。
鬼滅の刃 珠世(たまよ)の過去と継国 縁壱(つぎくに よりいち)との出会い
鬼滅の刃の珠世(たまよ)さんの歩んできた道のりは、悲劇という言葉では表現しきれません。
珠世(たまよ)さんの過去
病気治療という虚言に騙され、知らずのうちに鬼となってしまった珠世(たまよ)さん。
理性を喪失した状態で、最愛の家族を食して自らの手で葬り去ってしまったのです。
正気を取り戻した瞬間の絶望は、想像を絶するものがあります。
その時、珠世(たまよ)さんの心に刻まれたのは、無惨に対する激烈な憎悪(ぞうお)でした。
しかし、無惨のことをよく観察しながら、復讐の機会も虎視眈々(こしたんたん)と狙い、珠世(たまよ)さんは無惨の傍(かたわ)らに居続けました。
無惨は、それを承知で、一人にして計画を企てられるよりも、
傍(そば)で珠世(たまよ)さんの苦悶を娯楽として楽しみながら、
ずっと監視の目を光らせ続けていたのです。
この関係性を想像するだけで、胸が苦しくなり痛みます。
継国 縁壱(つぎくに よりいち)との出会い
やがて、珠世(たまよ)さんは、無惨と夜道を歩いている時、
鬼殺隊にいた頃の継国 縁壱(つぎくに よりいち)とバッタリと遭遇します。
そして、無惨は、無惨が鬼であると気づいた継国 縁壱(つぎくに よりいち)と戦いになるのでした。
珠世(たまよ)さんは、無惨を窮地へ追い込むほどの縁壱の圧倒的な力を目(ま)の当たりにし、
驚きながら、食い入るように息を飲んで、その戦いを見守ります。
しかし、狡猾な無惨は、仕留められる直前に、一瞬で細胞分裂して間一髪で逃走したのでした。
珠世(たまよ)さんは、その極まるほどの生き汚い無惨への憎さで目が醒めると共に
無惨を倒せる存在であることにも気づき、珠世(たまよ)さんの心に、一筋の光が差し込むことになります。
この瞬間こそが、珠世(たまよ)さんの運命を大きく変える転換点となったのです。
その時、縁壱から、無惨を倒す協力を求められた、珠世(たまよ)さんは、承諾をしました。
ただし、重要な情報も伝えています。
こちらから無惨を呼んでも(罠かもしれないと思って)「縁壱殿が存命の間、無惨は姿を現すことはないでしょう」と。
縁壱もそれを納得し、協力のため、一時的に弱まった無惨から解放された珠世(たまよ)さんと別れました(それが、鬼殺隊の中では、周囲から逃したということになります)。
珠世(たまよ)さんは、さらに、この好機を逃さず、無惨の呪縛から脱出する手段を見出したのです。
体質を段階的に変化させることで、無惨の血を薄めて、珠世(たまよ)さんは、無惨が施した呪い
(その造り出した鬼の思考をも読み取ることができたり、リモートでの抹殺や、他の大勢の鬼を向かわせて仕留められたりもできる)
を超越し、その支配や、監視からも解放されることに成功します。
そして、戦国の世から大正という時代まで、実に300年にわたって無惨打倒のための研究に没頭し続けたのです。
実際、細胞分裂を阻害する劇薬の発想も、
万が一の時の次の縁壱との戦いの前に使えるように、縁壱と無惨との交戦で、無惨が見せた逃走劇から着想を得たものでした。
この執念の深さには、ただ畏敬の念を覚えるばかりです。
珠世(たまよ)さんは、復讐心だけでなく、未来への希望をも背負い続けていたのです。
鬼滅の刃 珠世(たまよ)の声優は?坂本真綾
鬼滅の刃の珠世(たまよ)さんの声優さんは、坂本真綾(さかもと まや)さんです。
坂本真綾さんは、1980年3月31日の生まれで、東京都のご出身です。
声優業だけでなく、歌手や女優としても幅広く活動されている実力派です。
所属事務所はフォーチュレストとなっています。
坂本真綾さんの主な出演作品としては、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズで真希波・マリ・イラストリアス、『物語シリーズ』で忍野忍、『僕のヒーローアカデミア』で蛙吹梅雨などが挙げられます。
透明感がありながらも深い表現力を持つ声質は、多くの視聴者を魅了してきました。
鬼滅の刃の珠世(たまよ)さんを演じる坂本真綾さんの声には、落ち着きと気品が漂っています。
400年という時を生きてきた人物の持つ重厚さと、いまだに正気を保っている人間性が、声の表現だけで伝わってくるのです。
アニメで珠世(たまよ)さんが言葉を発するたび、その演技力に引き込まれてしまいます。
無惨への入り組んだ感情、憎悪と悲しみ、そして静かな決意。
これら全てを坂本真綾さんは見事に演じ分けています。
声優さんの力によって、珠世(たまよ)さんというキャラクターの魅力が何倍にも増していると感じました。
鬼滅の刃 珠世(たまよ)(アニメ)まとめ
鬼滅の刃の珠世(たまよ)さんについて見てきました。
・最後の決死の活躍で、珠世(たまよ)さんは、胡蝶しのぶとの共同研究による劇薬を命と引き換えに無惨の体内へ注入しました。
・珠世(たまよ)さんと愈史郎(ゆしろう)は、家族のような関係性であり、珠世(たまよ)さんは、簪(かんざし)を託して愈史郎(ゆしろう)の生存を願いました。
・珠世(たまよ)さんは、家族を失わされた経験から、300年にわたり無惨打倒の研究に人生を捧げました。
・鬼殺隊にいた頃の継国 縁壱(つぎくに よりいち)との出会いにより、珠世(たまよ)さんの運命が転換して変わっていくのでした。
・声優の坂本真綾(さかもと まや)さんが、珠世(たまよ)さんの持つ複雑な内面を繊細な演技で表現しています。
鬼滅の刃の珠世(たまよ)さんという人物は、悲しみの中でも希望を手放さず、
人類のために戦い続けた特別な存在です。
アニメを通じて、ぜひ、珠世(たまよ)さんの生き様に触れてみてください。
きっと、珠世(たまよ)さんの強固な意志と、深い愛情を感じることができると思います。
鬼滅の刃の珠世(たまよ)さんについて、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか?
